排水管の高圧洗浄と改修工事は、どちらも排水管に関わる作業ですが、目的が異なります。高圧洗浄は管内を洗浄する作業です。一方、改修工事には、配管を取り替える更新や、既設配管を生かして内側を直す更生があります。
排水の流れなど気になる変化があるときも、症状だけで原因や必要な工事を決めることはできません。この記事では、清掃を相談するときと、調査・改修について相談するときの違い、相談先へ伝えたい記録を整理します。
高圧洗浄は管内の清掃、改修は配管を直す工事
東和エンジニアリングでは、高圧洗浄機器を使った排水管内の洗浄に対応しています。配管の改修については、給水管・排水管の工事と、既設配管の内側に新しい管を形成するFRPサポーター工法をご案内しています。
| 確認すること | 高圧洗浄 | 改修工事 |
|---|---|---|
| 作業の目的 | 高圧洗浄機器を使い、排水管内を洗浄します。 | 配管を取り替える、または既設配管を生かして内側を直します。 |
| 相談する内容 | 洗浄する設備と場所、これまでの清掃履歴を伝えます。 | 気になる配管と場所、調査・修繕・交換などの記録を伝えます。 |
| 事前に確認すること | 対象となる排水管と、希望する清掃の範囲を確認します。 | 建物の構造や配管の状態、工事の対象範囲を確認します。 |
清掃と改修のどちらが必要かを症状だけで決めず、現在分かっている情報を相談先と共有したうえで、必要な確認を進めます。
実施履歴と、気になる箇所を分けて記録する
相談前には、清掃を行った記録と、排水の変化が見られた記録を分けて整理します。同じ場所で繰り返しているか、複数の場所で起きているかも、把握している範囲で残しましょう。
- 建物と設備
- 建物の用途、棟、階、住戸や共用部など、対象となる場所を記録します。
- 気になる箇所
- 台所、洗面、浴室、トイレなど、排水の変化が見られた設備と位置を記録します。
- 確認した時期
- いつ頃から気になっているか、同じ箇所で繰り返しているかを分かる範囲で整理します。
- 清掃の履歴
- 前回の実施時期、対象となった配管、作業内容が分かる記録の有無を確認します。
- 調査・修繕の履歴
- 過去の配管調査、修繕、交換について、時期と対象箇所が分かる資料の有無を確認します。
- 手元にある資料
- 図面、清掃や点検の記録、過去の調査報告書などがあるかを整理します。
記録がない項目を推測で補う必要はありません。「不明」「記録なし」と区別しておくと、相談時に確認すべきことが分かります。
配管の状態を確認したいときは、調査について相談する
管内の洗浄と、配管の状態を調べる作業も目的が異なります。東和エンジニアリングでは、内視鏡による配管内カメラ調査に対応し、外から見えない管内の老朽化や勾配不良などを確認します。
調査を相談する際は、気になる箇所と清掃履歴に加え、どの配管の状態を確認したいか、改修を検討している範囲があるかを伝えます。工事方法が決まっていない段階でも、現在分かっている情報から相談できます。
相談先へ伝える内容を一枚にまとめる
清掃、調査、改修のどこから相談するか迷う場合は、次の項目を依頼メモとしてまとめます。
- 建物の所在地と用途
- 気になっている棟、階、住戸、共用部、設備
- 気づいた時期と、同じ箇所で繰り返しているか
- 前回の高圧洗浄の時期と対象範囲
- 過去の配管調査、修繕、交換の有無
- 図面、清掃記録、調査報告書などの資料の有無
- 清掃を希望しているのか、配管の状態確認や改修も検討しているのか
原因や工事方法を管理者側で断定せず、起きていることと過去の記録を分けて伝えます。具体的な作業や工事の範囲は、建物と設備の状況を確認して検討します。
排水管の清掃・調査・改修について相談する
東和エンジニアリングは、排水管の高圧洗浄、配管内カメラによる老朽度調査、給排水管工事に対応しています。高圧洗浄については貯水槽清掃・設備保守、配管の取り替えについては給排水・衛生設備工事でご案内しています。
ご相談の際は、建物の所在地、気になる箇所、清掃や修繕の履歴を、分かる範囲でお知らせください。
この記事の出典
東和エンジニアリングの公開事業案内、貯水槽清掃・設備保守、給排水・衛生設備工事、給排水管老朽度調査の案内をもとに作成しました。記録項目と依頼メモは、建物管理者が相談内容を整理するための編集上の確認事項です。個別の原因、必要な工事、作業範囲を示すものではありません。
